2010年09月11日

八戸から三陸海岸線沿いを走ってきました

八戸から久慈をすぎるところくらいまで、三陸海岸の海沿いの道をバイクで走ってきました。
種差海岸1種差海岸です。
種差の名の語源は、アイヌ語の「タンネエサシ」(長い岬)という説が有力だそうです。

司馬遼太郎は次のように書いています。
「どこかの天体から人がきて地球の美しさを教えてやらねばならないはめになったとき、一番にこの種差海岸に案内してやろうとおもったりした。」












種差海岸前日にハードな林道を走った疲れが残っていたので、休憩場で寝転んで休みました。だれもいなかったので大の字になってしまいました。

岩にくだけていく波の音が聞こえてきました。
頬にやさしい海風があたるのが感じられます。
林が風に揺られて、ザワザワとするのも伝わってきます。
時折り小鳥のさえずりも聞こえてもきました。

種差海岸はゆっくりと自然を肌で感じとることができるところでした。









総出昆布干し
漁港の名前は覚えていません。漁師町総出の様子で昆布干しをしていました。
















昆布干し5年ほど前に岩手の三陸海岸から秋田のJR五能線へかけて、列車で右回りと左回りで二度小旅行をしたことがありました。

海岸線を延々と走る五能線の海の風景に見入ったものでした。
それに較べて、三陸海岸のJR等の車内からの景色はあまり面白いとは感じませんでした。

三陸の海岸は鉄道や、国道に沿って走ったりしているのでは良さがわからないのではないか、とあとで考えました。

海岸線に沿って歩いてみたり、バイクで海沿いの道を走ってみてはじめて、三陸の良さを楽しめるのではないかと思うようになりました。

いつかゆっくりとバイクで走ったり、遊歩道などを浜辺伝い歩いたりしてみたいものです。
今回はその下見の、最初の小さな旅でした。





ロープを超えて昆布干しの漁師さんが「ロープの下をくぐったら隣の漁師町までいける」と教えてくれたので、浅い快適な砂利道を走ってきました。
















おばあちゃん 昆布ホシ漁師町の隣の港の防波堤では、昆布を干しているおばあちゃんは「この先へはいけねーよ」と教えてくださいました。















小袖から南
小袖海岸から少し南へ下ったあたりの浜です。















ぬかるみ
浜から国道に戻る道は海砂でぬかるんでいて、ヨタヨタと走っているうちにコロンとバイクを倒してしまいました。


これから幾度か三陸海岸へ足を運んで、小さな漁港への道をバイクで走ったり、砂浜や遊歩道を歩いたりして、三陸の魅力を探したいと思っています。
ゆっくりとやりたいものです。
2.3年くらいはかかるのでしょうね。




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